1948-12-09 第4回国会 参議院 予算委員会 第4号
今年の四月の一日の衆議院の予算総会では、時の北村藏相が言つているのでありますが、いよいよ返せなければこれは予算的な措置にならざるを得ないだろう。つまりああいう莫大な復金融資の肩替りを政府がやる、國がやる。我々人民大衆の出した税金で賄つてやろうと、そういうようなことを言つておる。今の政府の政策はどうか知れませんが、大体似たような考え方をお取りになつているのではないかと思う。
今年の四月の一日の衆議院の予算総会では、時の北村藏相が言つているのでありますが、いよいよ返せなければこれは予算的な措置にならざるを得ないだろう。つまりああいう莫大な復金融資の肩替りを政府がやる、國がやる。我々人民大衆の出した税金で賄つてやろうと、そういうようなことを言つておる。今の政府の政策はどうか知れませんが、大体似たような考え方をお取りになつているのではないかと思う。
以上の諾点につき、総体的には芦田首相、永江農相、財政的立場からは北村藏相、統制経済の合理的調整、いわば経済安定の立場からは栗栖安定長官の御答弁を求める次第であります。(拍手) 〔國務大臣永江一夫君登壇、拍手〕
今梶川君の説によると、新たな者を喚問する場合は理事会の決定に從わなければならぬということは、それも一應申合せをいたしましたのですけれども、今日北村藏相の問題のごときは理事会においては意見が一致しておらぬと私は見ておるのであります。從いましてそういう場合は本委員会によつて決定してよろしい。從つて梶川君の御主張ももつともだと思いますが、証人を喚問するの順序においては、少しく愼重にしなければならぬ。
それで北村藏相の意見と違つて、さすがに安本長官は経済全般に亘り、総合的に按配をしておられる見地から、今中間安定のことが決まりますまで時期の問題で、この予算が出ておるので、それが決まれば当然補正予算を出すというお考えであろうと考えるのであります。その点は北村藏相と違いますけれども、我々は違うからといつて、それをどうこうと申上げるのではない。そうあるべきものと思うが、安本長官のご意見は如何がですか。
この影響するところは、自然に予算の円滑なる運営を阻止して、財政の根本計画に重大なる狂いを來たしまして、延いて日本の財政というものは、單に対内的にばかりでなく、外國に向つても信用を落しやしないか、北村藏相は外資導入について非常に樂観的な態度をとつておるのでありますが、こういうような事実も、私は受入れ態勢を整える上に大きな邪魔をしていやしないかという考えを持つ者であります。
續いて私はもう一つ伺いたいことは、軍公利子の停止のことでありますが、どうもこれは私は芦田總理も、北村藏相も又安本長官の栗栖君も、これは皆反對であつたと私は思うのであります。先月の二十八日でありましたか、暫定豫算の審議の際に、ここで取急いで質問をいたしましたときには、今正にこの問題については、委員會に掛けておる。
北村藏相は、四日の財政方針演説で、まず外貨の援助を支柱とする一應の中間安定を実現したいと述べ、越えて八日の紙上に、そ、のいわゆる中間安定試案なるものが発表された。そのねらいは、本年の十月ごろから九箇月間ないし一年を期限とする第一期において、賃金と物價の惡循環を断ち切り、國民からインフレの心理的要素を消滅させ、インフレ経済の混乱的要素を除く点にある。
今次予算案の特徴を見て見ますに、何かと申上げますれば、四千億に近い大予算を編成しながら、終始政府は、特に北村藏相は、手離しの樂観的態度を持して來たということにその特徴があると申上げなければなりません。即ち藏相は予算編成に当つて、予算と物價との相互均衡を取る点に努力を集中したと言われております。
これでは、何のための軍公利拂延期でありますか、私どもはその解釈に苦しむのでありますが、芦田首相並びに北村藏相の、この点に対する率直な御答弁をいただきたいのであります。(拍手) 外資導入につきましては、植原先輩が触れられましたから、私はこれとダブらないつもりでおりますが、なるほど、一億五千万ドルの復興費が下院において削減の運命に遇いました。
私は、なおこの際軍事公債の利拂停止問題に関し、芦田首相及び北村藏相に対して、どうしても質しておかねばならぬことがあります。さる五日の暫定予算審議の際、芦田首相及び北村藏相の両者は、軍事公債に関する社会党との協定は、軍事公債の利拂を停止するということであつたと明言されたのであります。
工場に働く一労働者を例にとれば、なるほど賃金から差引かれる源泉所得税は少くなつたでありましようけれども、一日の労をいやすために屋台店で楽しむ一杯のカストリに、より多くの税がかけれていることは、禁酒諭者の北村藏相といえども御承知のことと思うのであります。 一体、近代文明國家の税制において、所得税中心の直接税体系がその大宗をなし、根幹であるのが通例であります。
六・三制豫算の残額予算に関しましては、一昨日の波多野議員の質問に対する北村藏相の答弁によつて大体の経過を知ることを得ましたが、問題は政治責任に関することであり、文教政策に対する政府の熱意のバロメターでもあります。我々の聽きたいのは、文教を尊重するとか、重視するとか単なる掛け声でなく、その裏附けとして予算に対し政府がどれ程の実行力を以て答えておられるかということであります。
然るにかかるはつきりしたところの問題を北村藏相のごときは、委員会を設けてこれを審議するとは一体何事であるか。この点に対して私は栗栖前大藏大臣並びに加藤労働大臣から御答弁を願いたい。 更に又肥料國営、電力國営の問題について、芦田総理大臣は到る処において社会主義政策は断じて行わんということを言明しておる。いわゆる原則において肥料國営、電力國営なるものは社会主義の理念である。